TOP | blog

2023-01

電子部品調達

店頭でも通販でも電子部品の欠品が多いのが気になるこの頃です。

ATMEL (今はMicrochip) ATtiny2313などは大昔に100円マイコンとして名を馳せたものでしたが、 今ではなんと300円に値上がり。 往年の3倍というお値段になってしまいました。 Arduinoとして大量に消費されたATmega328Pも230円程度だったと思ったのですが今では340円に値上がり。 PIC32MXに至っては欠品だらけという有様です。 トコロテン方式に大量生産し続けざるを得ないはずの半導体製品ですが 生産体制がどうなっているのか疑問を感じざるを得ないぐらい、 品薄が続いています。 メーカ側の事情として消費量が少なくなりつつあるDIPの生産をやめつつあるのは 理解できなくはないのですが、 DIPは電子工作として便利に使える最後の砦でもあるため、 実際に生産縮小を目の当たりにすると厳しい感じがします。 DIPでだめならSOPを選びますが、 穴に挿し込んでおしまいだったものが位置調整の手間が増える訳ですから、 気軽さが萎れるのは如何ともしがたいものがあります。 QFPになると実装に要求される手間が跳ね上がるので もはや「お気軽」というわけにはいかなくなってきます。

さて、マイコン類について今後値段が戻る可能性は薄いと思われる状況にあります。 便利なものとはいえマイコンは高値につくものと言う状況を飲み込んで採用する必要がありそうです。 とはいえですよ、いまどきマイコンを使わないという選択肢もなかなかありません。 悲しいかな、多少高くても買わざるを得ない状況でもあります。 マイコン系半導体の高値がとても恨めしいです。 部品の高値が続くと相応の用途を考えなければならず、 ATtiny2313のような値上がりの激しい小規模マイコンは新規には使い辛いものがあります。


This is copyrighted material. copyright © 2023 clare. all rights reserved.