PC Engines APUの供給が終わるんだそうです。 大きな理由としては従来採用されてきたAMD CPUが手に入らなくなることが挙げられています。 x86 CPUは設計サポートがしょぼくて魅力がないとも言われており、 次のボードで採用されるCPUは他のものになるのでしょう。 あるいは、PC Enginesが店じまいをする可能性すらあります。
ファームウェアのサポートは既に打ちきられています。 APUのファームウェアにはcorebootが採用されており、 基本的にはセキュリティがどうこう問題になるような性質のものではないため、 まあ、当分は大丈夫でしょう。 ボードについては、もし壊れたら今後手に入れることはできません。 プラットフォームの調達をどうするか考える必要があります。
1ゲート版の74AHC125が秋月の取扱いにあることを再発見。 今を思えば電源ドメインを分割するレベルシフタとして使うのに良さそう。 問題があるとすればSMDであることですね。米粒のように小さいので実装が面倒です。
今は簡易に抵抗を挟んでおしまい。 本格的に仕上げたくなったら考えましょう。
GALの用途は概ね5V logicを扱うマイコンボードとその周辺です。 論理は単純でありながら複雑になりがちなアドレスデコーダとして使われることが多いデバイスです。 いちばん良いのはGALを使わなくて済む設計でしょう。 しかしながら、5VのSimple PLDはGALぐらいしかありません。 N-MOS output stageであったり、 100mA近い消費電力が問題になる用途では使うことができません。 シーケンサを組み立てたい程度の密度の用途では、GALではなくCPLD + logic level shifterが好適です。
GAL16V8系統がマウサーで売りきれています。 高価格品はまだ残っているようですが、普通価格品は在庫がないようです。 ただでさえ円安でひいひい言っているのに、わざわざ高価格品を買おうとは思いません。 GALを使わないで済む設計を心がけたいと思います。
どうしても必要になった場合、 GALのJEDファイルを作るにはどうしたらいいかが悩ましいところです。 Atmel WinCUPLがこの界隈では定番のようです。 GALを焼き込む装置としてはafterburnerが定番品と思われます。 いまどき32bit Windowsが必要といわれても困りますし、 MS-DOSを動かす時代でもありませんし、 パラレルポートの工面もそれなりに大変です。 ソリューションとしてはafterburnerが良い線を狙っていると思います。 使えるデバイスに激しい制限がありますが。 ないよりはマシというものでしょう。
Complex PLDは1000円前後の値段を付けており、安易に採用することはできません。 時代はマイコンなのです。 HID程度の応答で良いならもちろんマイコンでも良いのですが、 HIDではない用途となるとPLDが欲しくなることがありますよね。 困ったもんだなと思います。