PDIPのメニューとして考えたとき、対抗馬となるのはPIC32MX250あたりのデバイスになるかなと勝手に考えています。 特色が異なるため単純比較はできませんが、今のところ、PDIPを選ぶならコスト面でPIC32MXが有利である傾向だという感想は否めません。
デバイス | 推定単価 | CPU | ROM | RAM | USB | Supply | USART |
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AVR64DU28-I/SP | 約417円/Mouser | AVR | 64KB (32Kw) | 8KB (8Kw) | device | 5V capable | fractional divider |
AVR64DU32-I/PT AVR64DU32T-I/PT |
約251円/Mouser | AVR | 64KB (32Kw) | 8KB (8Kw) | device | 5V capable | fractional divider |
PIC32MX250F128B-I/SP | 350円/秋月 | MIPS32r2 | 128KB (32Kw) | 32KB (8Kw) | OTG | 3.3V only | traditional divider |
もう少し安価ならPDIPを迷わず選択するところですが、今回のような値段ではかなり悩みます。 TQFPを選んでおき、必要に応じて変換基板に載せても悪くないと思います。 GPIOは少ないより多いほうが助かるでしょう。 こういった汎用部品は秋月から買えると安心です。 秋月で取り扱われる日はいつになるでしょうかね。
※2025-01追記。秋月で取り扱いが開始されました。TQFP 32pin で単価250円。
USBブートローダが組み込まれているという文言はありませんので、 ブートローダは自前で用意しなければなりません。 もっとも、個人的にはブートローダを使う予定はありません。 UPDIであればシリアルポートで書き込めるため、お仕着せのブートローダは必要ないでしょう。
テキサスインスツルメンツのデバイスセレクションのお勧めでは、 DAIとして使うべきはPCM9211ということになるらしいですね。 これらデバイスはHDMI端子のようなものを捌くことを想定しているのでしょう、 リアルタイムで信号を授受するデジタルオーディオが廃れつつあるのを感じます。
ついに AVR DUデバイスの詳細が公開されました。 ドキュメントを読む限りでは従前のデバイスを踏襲しています。 いくつか注意すべき点があります。
サンプル品の出荷は始まっているようですが、どうせ入手するなら量産が始まってからの品が良いでしょう。 Microchipは量産開始後にシリコンを修正することがありますが数年のスパンで時間が掛かります。 エラッタシートを眺めて酷いものが無ければ、今はそれで良しとすべきなのでしょう。