VyOSの現況としてメインメモリは1GB以上推奨となっています。 実際に運用したとき、1GBの割当をしますと80%から90%近く使ってしまう傾向にあります。 不安感がありますので1.5GBでも良さそうな気はします。
ストレージは4GB以上推奨となっています。 4GBだとアップグレードができないことがあります。 こちらはアップグレードの可能性を残すために、6GB以上もしくは8GBの割当が良いでしょう。
ADoTはstunnelを使えば提供できます。 ADoTを提供するためには証明書が必要です。 肝心要となる「証明書を取るためにDNSが必要」 という循環参照問題が存在します。 ADoTを実装しても日和見的な暗号化のステータスを脱することができないのではないかという懸念があります。 このことから、TLSがあるからMitMがないであるとか、改竄されていないということはできません。 改竄の防止を施すには、今のところ従来通りDNSsecを頼らざるを得ません。 DNSsecはいろいろと罠があります(ゾーンの列挙を許すなどセキュリティに劣る部分があります)ので、 両手を上げて採用するわけには行きません。
ADoTは大変結構な試みと言うことはできるかと思います。 UDPをやめてTCPにするだけでも正味のセキュリティはいくらかは改善されます。 ですが、ADoTを使っているのは大手企業だけという現実があります。 このサイトのような弱小ドメインにADoTクエリは飛んできません。 概念および試みとしては面白いのですが、今はまだないものとして扱うのが無難でしょう。
PC BIOSとして搭載されるUEFI firmwareそれ自体は、ほとんどの場合、 シリアルコンソールという概念がありません。 BIOSパラメタの設定のためには従来通りVGAコンソールを繋いでおく必要があります。
NetBSDカーネルにシリアルコンソールの利用を指示したい場合、 NetBSD/x86 BIOS bootloaderの場合であれば、 installboot(8)で指示を埋め込むことができます。 NetBSD/x86 UFEI bootloaderの場合はboot.cfgの冒頭に consdev=com0,115200 といった呪文を記述しておきます。
PC Engines APU2の場合はBIOSがVGA textをエミュレーションする都合で BIOS bootloader にシリアルコンソールを使わせることが素直にはできません。 カーネル自体にシリアルコンソールを強制するためのハードコードを埋め込みます。 PC Engines APU2はLinuxを標的に開発されており、 Linuxで使われるgrubがVGA text前提で稼働するからといった理由があるように見えます。 市場シェアを考えると、小物ハードウェアがLinux前提になってしまうことそれ自体は、 致し方ないところがあります。
このボードにはM.2 Wi-Fiスロットの取り扱いに不具合があるようです。 不具合の内容としてはPCIの設定空間レジスタに不正な値を設定してしまうのではないか、 と推測されています。 M.2 Wi-Fiスロットにモノを挿すと汎用PCIeスロットの設定値までおかしくなります。 両者を同時にPCIeスロットとして取り扱うことはできません。 M.2 Wi-Fiスロットは常に未使用の状態であるか、 または特定の認定ハードウェアだけが存在を許されるかのように見えます。 世間的にはWindowsが動けばそれでいいという状況なので、改善される可能性は絶望的です。
NetBSDはこのようなPCIレジスタ設定に不具合のあるハードウェアを、標準ではサポートしません。 このような場合は、カスタムカーネルをビルドして対応します。
in-kernel cleaner daemon の行方が、LFSに関する今後の鍵を握っているらしい、 というところまで理解しました。 今のところは月刊誌のようにコミットが行われています。 そっとしておけば修繕される見込みがあるでしょう。
NPN+PNPトランジスタを用いた2石式の弛張発振回路は古典電子工作の製作に事例を見ることができます。 弛張発振回路は主にLEDをチカチカさせるために使用されます。 このほかにコツコツと雨だれの音を出したり、サイレン的なブザーを製作してみたり、 あるいはトランスで電圧を昇圧しネオンランプを灯す製作も行われました。 時代感としては1980年代がそれにあたります。 書籍で探すのであればこの年代が狙いめです。 図書館を当たって誠文堂新光社から泉弘志氏や松本悟氏の著作を探すと良いかなと。
今どきならマイコンを採用して終わる案件です。 電子サイコロのように確率を気にする道具というものは、 マイコンを駆使してフルデジタルで実装しないと「実際に使えるもの」にはなりません。 アナログ回路で実装するとLEDの点灯数や抵抗の誤差などもが表示に組み込まれてしまい、 確率が偏ってしまうためです。 なので一般論としてはフルデジタルによる実装が勧められます。 ですが、たまに、レトロなアナログ回路を組んでみるのも楽しそうかな、と思うことがあります。
電子サイコロについてはヒステリシスのあるゲートで確実にクロックが進むように作れば良かったのでは、 と今になって思うことがあります。 しかしながら、試行錯誤するような暇があったらフルデジタルで一発完成を目指したほうが精神衛生に良いでしょう。 数学的に説明できる程度に均等な確率であってほしいと願うならなおのことです。 こんなところは、アナログに頼ったら負けなのです。
フロッピーディスクを動かしたい場合を考えたとき、 いまどき入手できるドライブ装置は300rpmのIBM PC互換機系だけでしょう。 300rpmのドライブでは360rpm用のNEC PC-9801 formatを読み書きすることはできません。 どうしても読みたければ、FDCのクロックを20%ほど減らしたFDCハードウェアを用意することになります。
見回すところ5インチFDは絶滅しましたが、 3.5インチはまだどこかに隠れているかも知れません。
ビンテージの80系バス互換チップを動かすことだけが目的であれば、AVRの一派であるATmega8515が適任です。 ATmega8515は通常モードのほかに1wait, 2wait, 3waitの3種類のウエイトを持たせることができます。 それで大抵の用途は満たせると考えています。 memory mapped I/OになりますのでI/O spaceの概念はありません。 それからDMACをつなぐことはできません。
DMACをつなぐのであれば8085系のCPUを持ってくるのが良いと思われます。 ワンチップではないため、ROMとRAMを工面するのは面倒かも知れませんね。 DMAがないと困るのは私が思いつく範囲ではfloppy diskぐらいなので、 今どきDMACを検討する機会はないかも。
バスアクセスがGPIO経由で良ければ他のAVR品種も使えます。 USBを捌きたければAVR64DU28/32は魅力的な選択肢でしょう。
FTDI系チップによるbitbangアクセスは有名ですがソフトウェアが非常に面倒なことになるので、 そのチップと心中する覚悟がない限り個人的にはお勧めしません。 ほとんどの場合、ソフトウェアは互換性を保って使いまわしたいはずです。
これまでのところ、目立つ成果はありません。 正直なところ、何かを作りたい、という気持ちは年々色褪せていくような感じがします。 市販品があるなら買えばいいじゃない、というのはコスパの観点からは事実です。 何かを作るのはそれが楽しいからです。 組み立てることに楽しさを感じられるかどうかが肝になります。
大人になると何を作るにも「とりあえず動くものがほしい」という観点が先になりがちです。 途中経過がめんどうくさくなってしまい、楽しむ余地は相対的に少なくなっています。 こうなると、札束で殴って「市販品を買う」という方向を優先するようになります。 自分にとって優先するべきは何だろうかという問は続きます。